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時代が締め出すこころ (精神科外来シリーズ)

strong>本, 青木 省三

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によって 青木 省三
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内容紹介 精神科外来シリーズ第3弾。時代が生んだ精神医学の肥大化。広汎性発達障害、薬物療法などについても、小さな精神医学をめざす。 内容(「BOOK」データベースより) 精神医学の肥大化に歯止めをかけ、小さな精神医学をめざす。 著者について 川崎医科大学精神科学教室主任教授 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 青木/省三 1952年広島市生まれ。1977年岡山大学医学部卒業。1993年岡山大学神経精神医学教室助教授。1997年川崎医科大学精神科学教室教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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広汎性発達障害やうついついて、青木さんの考え方がはっきりわかりますし、薬の処方や入院について、青木さんがなにを考えて、なにを大切にしながら患者さんと向き合っているかを教えてくれます。症状...病名によってひと括りにして、治療方法を固定して考えてしまうことの危なさを、ご自身の心療ケース毎に示してくれながら、治療にあたっての考え方やアプローチを教えてくれるます。ここは、カウンセリングの組み立てを考える時の参考...というよりも指針になってくれます。"1990年代から職場に導入されるようになった効率思考や成果主義は、それまでの仕事の中にあった「遊び」や「ゆとり」を奪い、「自分なりの仕事のペースや手順」に変更を余儀なくさせてきた。追い立てるような雰囲気の中で、男性(患者)の真面目さは「こだわり」となり、黙々と働くことは「社会性の障害」や「コミュニケーションの障害」となり、矢継ぎ早の予測できない指示や変化は「パニック」を引き起こしやすくなっているのではないだろうか"、ここの記述は、時代の流れや背景が、その個人の特長を障害として際立たせることがあるというメッセージです。"メンタルヘルス講習会が行われるようになった。それはそれでよいことなのであるが、それが病気を見つける目を研ぎ澄ますだけにならないように気をつける必要がある。大切なのは、職場がゆとりを失わないことであり、病気を生み出すような小場にならないことである"、ここでいう”ゆとり”とは厳しさのない職場ではなく、ひとつの物差しで人を管理したり、評価しないということなのだろうと思います。それは、ここにつながっていきます..."子どもや人を観察するときには、「欠点」や「短所」を見つけていくことと同時に、いやそれ以上に、その人の「長所」や「可能性」を見出すことが大切である"。ここは、サラリーマン時代に部下の査定で悩みに悩んだことを思い出しながら、私も少しはまともだったのかな、とほっとできるところでもあります。...続く、"「**さんは、どんな子どもですか?」と尋ねられたとき、その子どもの「欠点」を無視する必要はないが、「長所」や「願い」や「楽しみ」などをどれだけ多く話せるかが、治療や援助においては意味を持つ"...ここでは、保護者や周囲の人の視点を指摘しながら、治療者の患者への向き合い方も教えてくれているようです...『症状(病的な)だけを診るのではなく、その人の健康な部分も見る』。"長期間のうつ病で苦しんでいる人には、うつ症状をターゲットにした薬物療法も大切ではるが、日常生活の質を少しでもよくする、「体力をつける」「体質を改善する」というような視点とアプローチが良いのではないかと考えている"、"プラセボを使わずに、プラセボ効果を引き出せれば、この上ないのである。私は治療においては、実薬をできるかぎり最小限に、プラセボ効果を最大限にと心がけている"、ここには、青木さんの『薬』についての考え方がはっきりでています。"治療とは、精神療法、薬物療法、生活療法、社会復帰支援などの、いくつかのアプローチの総和であり、大きな人生の流れに対して、時にはその流れを緩めたり、時には後押ししたりなどとさまざまに働き、人生の流れがよりよいものへと向かうように応援することなのである"...”(ある女性患者の治療にあたって)母親に泊りがけで日常生活の応援をしてもらう、「本人を責めない」ように夫の親の理解と協力を求める、地域の保健所に依頼し担当の保健師に相談にのってもらう体制をつくる、地域の保育所に昼間の子どもの保育を依頼する、精神科クリニックを紹介し不安な時の対応を依頼する、などを一つひとつ行っていった”...これが、青木さんが強調して言いたいことなのでしょうね。あるべき支援の姿ではないかと思います。勉強させてもらいました。

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