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南青山骨董通り
strong>本, 中島 誠之助
によって 中島 誠之助
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内容（「BOOK」データベースより）“人はパンのみにて生くるにあらず 骨董にて生くるなり”とはまさか言いますまいが、素人・玄人を問わず世の好事家をして語らせれば、おそらくそれに近いことを言うでしょう。それほど骨董の魅力は大きなもので、この病にとり付かれますと少しも快方に向かわず、ますます重病人になってゆくようです。骨董屋主人が語る骨董愛好記。
以下は、南青山骨董通りに関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
この業界、博覧強記の方ですが、特に陶磁器における学識見識において第一人者の著者のエッセイ。これまで何冊も拝読いたしました。これまでの著作と重複した内容もあるのですが、同じ、或いは類似したエピソードでも楽しく読めてしまいます。骨董品、中でも中国陶器、桃山期の茶道具なる、庶民にとってはとんでもなく高価、貴重な作品の美、魅力、無知凡人の私にはピンとこないのです。しかし、時間、歴史に対する愛、その茶碗に込められ、翻弄された人々の愛の物語、そんな妄想というか、幻想に浸らせてくれる一方で、利をめぐってプロ同士の真剣勝負、お金のやり取りという厳然とした現実世界を垣間見せてくれる、著者の筆の動きこそが、骨董品以上に妖しい光を放っているような気がいたします。そんな楽しいエッセイ集です。
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