奇蹟の爪音: アメリカが熱狂した全盲の箏曲家 衛藤公雄の生涯本ダウンロード

奇蹟の爪音: アメリカが熱狂した全盲の箏曲家 衛藤公雄の生涯

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奇蹟の爪音: アメリカが熱狂した全盲の箏曲家 衛藤公雄の生涯本ダウンロード
によって 谷口 和巳
3.5 5つ星のうち1 人の読者
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内容紹介箏で世界に挑んだ全盲の音楽家、勇気の物語 60年前、箏(こと)で世界に挑んだ全盲のカリスマ箏曲家・衛藤公雄の、闘志と葛藤に満ちた生涯を描いたノンフィクション。衛藤公雄は1924年生まれ。幼時に失明したが、箏(こと)に才能を発揮し宮城道雄に入門、14歳で師匠となる。戦後、箏でジャズを演奏するなどの活動が一部から批判され、29歳の時、アメリカに渡る。カーネギーホール、リンカーンセンターなど名だたるホールを満員にし、ビートルズに先駆けて日本武道館初の演奏会を開くなど大きな名声を博する。その影には家族の犠牲、洋楽と邦楽の間での葛藤があった。1967年に帰国してからは後進の指導に邁進し、次第にその名は忘れられていき、2012年逝去。死後4年経ち、彼の卓越した音楽性を再評価する動きが出始め、2016年11月、日本伝統文化振興財団より、秘蔵音源をデジタル復刻した『奇蹟の爪音 箏のレジェンド──衛藤公雄』が発売された。本書の帯に寄せられた東儀秀樹氏のメッセージ「守り伝えるべきもの、飛躍して常識を越える可能性、その両翼を担える人のエネルギーこと日本の誇り。日本的を持つことこそが世界的になる要。衛藤公雄はその見本でもある」 【編集担当からのおすすめ情報】 NYのカーネギーホールでは、江藤俊哉に次いで日本人二人目となるリサイタルを開催。リンカーンセンターのフィルハーモニック・ホールでは東洋人初のリサイタル。日本武道館では、ビートルズ公演に先駆けて、初の音楽演奏会を開く。すべて、全盲の箏曲家・衛藤公雄の功績です。しかし、わたしたちはその人を知らないのです。グローバル化とフロンティア精神が叫ばれるいま、彼の人生を知ることは、多くの日本人に、勇気と生きる力を与えてくれます。内容(「BOOK」データベースより)本書は、知られざる全盲の箏曲家・衛藤公雄(1924‐2012)の物語である。戦後まもなくアメリカに渡り、NYのカーネギーホール、リンカーンセンターで箏のリサイタルを大成功させた。日本ではビートルズに先立ち日本武道館で初の演奏会を催した。伝統を誇りながらも、伝統にすがらない信念の強さ。ときに家族をも犠牲にしてしまう圧倒的なエネルギー。はるか60年前、グローバルでありフロンティアであった彼の人生は、いま針路を見失いつつある日本人に、灯台のごとき明かりを与えてくれる。商品の説明をすべて表示する
以下は、奇蹟の爪音: アメリカが熱狂した全盲の箏曲家 衛藤公雄の生涯に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
知人から紹介されて読んだ。こんな日本人がかつていたとは全く知らなかったし、聞いたこともなかった。本書は、日本ではほとんど、というか全く無名の、全盲の、箏(琴のことを正しくはこう書くらしい)の音楽家の話である。日本では無名なのに、アメリカでは大変有名な人で、カーネギーホールでも演奏したという。しかも、50年も60年も前の話である。西洋音楽に詳しい方なら、カーネギーで演奏することが、プロの音楽家としてどれほどの成功を物語るものなのか、想像がつくだろう。それほどの成功を収めながら、日本では忘れられた。そう、これは、埋もれた天才音楽家の秘話なのだ。成功を収めるまでの感動的な話などがたくさん載っているが、私が意外にはまったのが、箏にまつわる話。本書の主人公である衛藤公雄が、昔の大人気歌手のハリー・ベラフォンテと共演してたなんて知らなかった。しかもベラフォンテが、衛藤公雄の箏の演奏で「さくら・さくら」を歌っていたなんて!さっそくyoutubeで検索してみたら、ものすごーくいい歌じゃないですか!しかも箏の伴奏もすばらしい!日本人ならぜひ聴いてみてほしい。youtube無料なんだから。で、いろいろ調べてみたら、衛藤公雄に関するtwitterまであるじゃないですか。早速登録してみたら、びっくりするくらい、邦楽についての情報がどんどん出てくる。youtubeとtwitterで、すっかり邦楽ファンになってしまった。ここ2,3日、毎日夜に、箏とか尺八とかの音色を聴かないと、落ち着かなくなった。本書は非常に感動的な話であり、日本人としての誇りを思い起こさせてくれる話だが、それだけではなく、私に邦楽の楽しさを教えてくれた先生である。よって、五つ星とした。やっぱり本は、新しい世界を開かせてくれるものじゃなくちゃね!

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