殿様の通信簿本ダウンロード
殿様の通信簿
strong>本, 磯田 道史
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によって 磯田 道史
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内容紹介 幕府隠密の機密報告書とされる『土芥寇讐記』をもとに、江戸時代の殿様の生活実態を描く。政治に如何に関与していたか、側室や子供の数などを解説。水戸黄門、浅野内匠頭、前田利家・利常、池田綱政などを例に、他の史料をあつめて、藩主の生活の中身を詳細に検討した史伝文学。 内容（「BOOK」データベースより） “平成の司馬遼太郎”の呼び声も高い筆者が、従来の定説を覆す豊富なエピソードで描き尽くした歴史エッセイ。元禄大名243人の人物評価を記した『土芥寇讎記』から、水戸光圀、浅野内匠頭、前田利常など著名な「殿様」たちの日常生活を活写。お家大事を貫くため、政治に知恵をしぼり、子作りにはげむ殿様たちの苦労ぶりを描く。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 磯田/道史 1970年生まれ。慶応大学大学院卒。歴史家、文筆家、茨城大学助教授。03年、ベストセラーとなった『武士の家計簿』(新潮新書)で新潮ドキュメント賞を受賞。05年より朝日新聞土曜版beに「昔も今も」を連載。『近世大名家臣団の社会構造』(東京大学出版会)で博士(史学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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以前、この本の単行本版を自宅近くの図書館で借りたことがあります。このたび購入した文庫本版は、新品で申し分ない状態のものです。この本の内容は、江戸幕府高官が、隠密を使い、諸国の大名の素行調査をした記録をもとに各大名を評価しております。非常に面白いものでした。水戸黄門こと徳川光圀は、虚構の世界である「水戸黄門漫遊記」がつくられてもおかしくない雰囲気を持った大名でした。幕府高官から領内に善政をしているとの評価を受けておりました。やはり、名君だったのですね。一方、元禄忠臣蔵で有名な浅野内匠頭は、さんざんな評価といえます。吉良上野介への刃傷事件を起こしましたが、二人とも、それぞれの立場でプライドが高かったらしいです。まさか、幕府高官は、その二人を朝廷よりの使節を迎える行事で担当を組ませることにより、わざと事件が起きるような状況をつくったのか。なんて勘繰りたくなるような出来の本でした。貴重な素晴らしい本である、との一言です。
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